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2026年5月21日 : 夏に食欲が落ちる日本人を救ってきた香り野菜

茗荷 みょうが
茗荷(みょうが)の歴史と魅力
茗荷は、日本の食文化の中でも
“香りを食べる野菜” と言われるほど、独特の爽やかな香りが魅力の食材です。
海外ではあまり見かけませんが、日本では古くから薬味・保存食・夏の養生食として親しまれてきました。
茗荷の歴史
実は「日本原産」に近い植物
茗荷はショウガ科の多年草で、
原産は東アジアですが、日本では奈良時代以前から栽培・利用されていた記録があります。
特に山間部や湿気のある土地でよく育ち、
昔の日本家屋の裏庭には、半野生のように植えられていました。
「茗荷を食べると物忘れする」の由来
これは日本で非常に有名な話です。
お釈迦様の弟子に
「周利槃特(しゅりはんどく)」という、
物忘れの激しい弟子がいました。
自分の名前すら忘れてしまうほどだったため、
首から名札を下げていたそうです。
亡くなった後、その墓から生えてきた植物が
「茗荷(みょうが)」だった…
という仏教説話から、
「茗荷を食べると物忘れする」
と言われるようになりました。
ですが実際には逆で、
香り成分には頭をスッキリさせる働きがあるとも言われています。
昔の日本人らしい、
“ちょっとクスッとする食文化の知恵”ですね

茗荷の香り成分とカラダへの効能
主な香り成分
α-ピネン
森林浴でも知られる香り成分。
期待される働き:
* リラックス
* 血流促進
* 食欲増進
* 消化促進
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ミョウガジアール
茗荷特有の香り成分。
* 発汗促進
* 夏バテ対策
* 胃を元気にする
昔の人が夏に茗荷を好んだ理由が、
科学的にも少しずつ見えてきています
なぜ夏に食べるのか?
、
茗荷は、
* 汗で失われた食欲を戻す
* 冷たい料理でも香りで満足感が出る
* 胃腸を整える
という特徴があります。
だから昔の日本人は、
* 冷やしそうめん
* 冷奴
* 酢の物
* 味噌汁
* 薬味
にたっぷり使っていたのです。
“香りで食欲を呼び戻す”
これは日本料理の大きな知恵です。
割烹料理での使い方
① 吸い物
千切りにして最後に添えるだけで、
香りが一気に立ちます。
特に:
* 鱧
* じゅんさい
* 冬瓜
との相性は抜群。
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② 茗荷寿司
甘酢漬けした茗荷を開き、
酢飯を包む料理。
夏の茶懐石でも使われます。
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③ 焼き茗荷
網焼きにすると香りが甘く変化。
味噌を少しのせるだけで、
お酒好きには危険レベルです(笑)
⸻
④ 茗荷味噌
刻んだ茗荷を味噌と炒める保存食。
温かいご飯との相性が最高で、
昔の農家では夏の常備菜でした。
家庭で簡単!おすすめ食べ方
1番おすすめ
「丸ごと茗荷の味噌汁」
縦半分に切って、
最後に入れるだけ。
煮すぎないこと。
香りが立ち、
料亭の空気になります。
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2番おすすめ
茗荷+大葉+生姜
この3つを刻んで混ぜる。
* 冷奴
* 納豆
* そうめん
* 鰹のたたき
にのせると、
“薬味”ではなく主役級になります。
世界から見た茗荷
実は海外では非常に珍しい存在。
最近は、
* Japanese aromatic herb
* Japanese ginger bud
として高級レストランで注目されています。
特に和食ブーム以降、
香りの繊細さが評価されています
香りひとつで、食欲が戻る。
昔の日本人は、そんな“体の声”を、季節の食材から感じ取っていました。
便利な時代だからこそ、失いたくない日本の食卓があります。
私は、割烹料理の知恵を家庭料理に落とし込みながら、「おうちの食卓からゲンキを。」をテーマに活動しています。
これからも、未来につなぎたい日本の食文化を、発信していきます
2026年5月11日 : 和食エデュケーションクラス 高野豆腐

湯気の立つ煮物の中で、
じゅわっと出汁を吸った高野豆腐。
懐かしい"おばあちゃんの味"
でも実はこれ、
ただの家庭料理じゃなかった。
始まりは、高野山の「失敗」から
高野豆腐のルーツは、
和歌山県・高野山。
厳しい冬の寒さで
偶然凍ってしまった豆腐を、
乾燥させてみたことが始まりだったと
言われています。
昔の日本に冷蔵庫はありません。
だからこそ人々は、
自然の力を借りて食べ物を保存してきた。
軽くて持ち運べて、栄養たっぷり
戦国時代なら間違いなく携帯食
現代のプロテインバーの和食版です。
「何を食べるか」より
「何を吸わせるか」
なぜ今、高野豆腐なのか?
乾燥させることで栄養がギュッと凝縮される高野豆腐。その栄養プロフィールは、現代栄養学の視点から見ても優秀です。
植物性たんぱく質
カルシウム
鉄分
マグネシウム
大豆イソフラボン
特に50代以降の女性は、
たんぱく質・ミネラル不足が
増えやすい時期。
こんな感覚、ありませんか?
なんとなく疲れる
肌や髪の元気がない
筋力が落ちた気がする
そんな時こそ、
昔の和食は実によくできていたと感じます。
派手ではないけれど、
体を静かに支えてくれる食材なのです。
プロは"出汁"を食べさせる
高野豆腐で最も大切なのは、実は出汁。
高野豆腐そのものより、
「何を吸わせるか」が料理の決め手です。
昆布とかつお節で
丁寧に引いただしを吸った高野豆腐は、
本当に別物。
じゅわっと口の中で広がる旨みは、
和食の醍醐味そのものです。

今回の
『和食エデュケーションコース』実習では
8品の内の一品
3種の焚き合わせ
高野豆腐
乾ししいたけ
干瓢
それぞれにお出汁を
頃合いの調味料で合わせて炊きました。
『先生、乾物って、非常食になりますね』
そうなのです。
賞味期限も長いです
ただ原料の大豆が国産というものは
スーパーでは殆ど見かけません
しかし、自然食品店や通販のサイトで探せば見つかります。
今日の食卓が、未来の自分を作る
忙しい毎日の中で、
食事はつい後回しになりがちです。
でも、
未来の体は、
毎日の食卓から作られていきます。
昔の日本人が残してくれた知恵には、
“体を整えるヒント”がたくさんあります。
一杯の味噌汁。
だしの香り。
旬の食材。
そんな小さな積み重ねが、
10年後の元気につながるのかもしれません。
⸻
「おうちの食卓からゲンキを」
オンライン講座では、
割烹で培った和食の知恵を、
家庭で実践できる形にしてお伝えしています。
だし・調味料・発酵・旬の食材を通して、
“選べる力”を一緒に育てていきませんか?
お問い合わせは、
公式LINEから
お願いします。
2026年5月4日 : ぬたって何?聞いたことあるけど?ご存じですか

『ぬた』って何?という方も
ご存じでしょうか
わけぎとイカを酢味噌で和えた料理「ぬた」。
その名の由来は「沼田(ぬた)」??酢味噌でとろりと和えた見た目が、泥のような沼田を連想させることから名がつきました。
歴史は室町時代末期にまで遡り、1603年の日葡辞書にも記録された、れっきとした日本の伝統食です。
■ 「ぬた」が発酵の奇跡である理由
ぬたが他の和え物と決定的に違うのは、タレが「生きた発酵食品」の組み合わせであること。
・味噌(発酵大豆)→ 乳酸菌・麹菌・イソフラボン
・酢(酢酸菌発酵)→ 酢酸・クエン酸・アミノ酸
・わけぎ・ねぎ → 硫化アリル(アリシン)
これらが一皿に揃うのが「ぬた」という料理の本質です。
■ 40代からの体に、科学的に効く
腸活・血糖値・骨・血圧・抗老化??ひとつひとつに科学的根拠があります。
なかでも注目は、ぬたは加熱しない料理であるため、乳酸菌を生きたまま摂取できること。味噌汁よりも腸活の観点では優れているとも言えます。

■ 今夜作れる「基本のぬた」
【材料(2人分)】
・わけぎ 1束(200g)
・イカ(刺身用)100g
・白味噌 大さじ2
・酢 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・練りからし 少々
酢味噌の基本比率=味噌2:酢1:砂糖1
この比率さえ覚えてしまえば、冷蔵庫にある食材でいつでも作れます。
■ 調味料の品質が、効果を左右する
昔から伝わる料理を丁寧に作ること。それが健康への近道です。
ただし、使う調味料の品質が生きていなければ、どれほど良い食材を選んでも効果は半減します。
本物の味噌・酢の選び方は、
オプティマルキッチン欒の公式LINEにて、調味料講座としてお伝えしています。ぜひ覗いてみてください。
2026年4月17日 : 新玉ねぎは“そのまま”がいちばんのごちそう。春の体を整える一皿

春になると出回る「新玉ねぎ」
実はこれ、昔からある玉ねぎとは
少し違う存在です
玉ねぎ自体は
江戸時代後期〜明治にかけて広まり
そして
新玉ねぎとして楽しまれるようになったのは
比較的新しく
主に戦後の流通や品種改良によって
✔ 水分が多い
✔ 辛みが少ない
✔ 生でも美味しい
そんな特徴が広まりました。
つまり
そのまま食べる玉ねぎ
として定着したのは近代
ほんの、ちょっと前です
⸻
実は
新玉ねぎのすごい効能
春の体にピッタリなのがここ
✔ 硫化アリル(血流を良くする)
✔ ビタミンB1の吸収を助ける
✔ 腸内環境サポート
✔ 疲労回復
特に
「なんとなく不調」
「冷え・だるさ」
こんな方にぴったり。
⸻
シンプルが一番美味しい理由
新玉ねぎは
水にさらさなくても食べられるほどやわらかい
だからこそ
そのまま が一番美味しい
ここに余計な調味料を足すと
逆にもったいないんです。
今回の一皿
今回の、和食エデュケーションクラスの
メニューの一つとして
玉ねぎ醤油ドレッシング(割合で手作り)
✔ 新玉ねぎ(すりおろし or みじん切り)
✔ 醤油
✔ 酢
✔ 良質な油(米油や菜種油)
混ぜるだけ
特別何かをしたわけでは無いので
ここに掲載するのも?と思ってましたが
作り方(2人分)
① 新じゃがいもを皮ごと茹でる
② 温かいうちに軽くつぶす
③ 新玉ねぎスライスを加える
④ ドレッシングで和える
この一皿の意味
✔ 春のデトックス
✔ 血流改善
✔ 腸内環境サポート
つまり
食べながら整う料理
受講生の方との時間
新じゃがいもができて直ぐに
味見して
新玉ねぎは、水にさらさない物とオカアゲと
どちらか良いかを味見して
本当は、水に晒さない方が
栄養価は高いけど、
あまりにも刺激が強すぎると
やはり晒しましょうと、なりますが
今回の玉ねぎは、オカアゲに決定
このレシピは
「和食エデュケーションプログラム」で
受講生の方と一緒に作りました。
「こんなにシンプルでいいんですね」
「家でもすぐできます」
そんな声が自然と出るのが
この料理の魅力です。
なぜ学ぶと変わるのか?
料理って
❌ 難しいから続かない
❌ 情報が多すぎて迷う
でも本当は
“引き算”を知るだけで変わる
和食エデュケーションの価値
✔ 素材の見方が変わる
✔ 調味料に頼らなくなる
✔ 体調が整う
✔ 毎日の食事がラクになる
そして何より
「自分で選べる力」がつく
忙しい毎日でも
特別な技術がなくても
食事は変えられる
そして
体はちゃんと応えてくれる
春の新じゃがと新玉ねぎは
自然がくれた“整えるセット”
ぜひ一度
シンプルに味わってみてください
2026年4月7日 : 徳之島の新じゃがいもって、なにが違うの?

徳之島の新じゃがいもって、なにが違うの?
鹿児島県・徳之島は、温暖な気候とミネラル豊かな土壌。
この環境で育つ新じゃがいもは
✔ 皮が薄くてやわらかい
✔ 水分が多く、みずみずしい
✔ えぐみが少なく、甘みがある
だからこそ
👉 皮をむかずに食べるのが一番美味しい
⸻
🥔 新じゃがいもは“春の体を整える食材”
春はこんな不調、出やすいですよね
・だるい
・むくむ
・なんとなく重い
実はこれ、冬の間に溜め込んだものを
体が外に出そうとしているサイン。
新じゃがいもには
✔ カリウム(余分な水分・塩分の排出)
✔ ビタミンC(皮ごとでしっかり摂れる)
✔ 食物繊維(腸を整える)
が含まれていて
👉 春のデトックスをやさしくサポート
昔の人ってほんと理にかなってるんですよね…🫶素晴らし〜
ビオ・マルシェのオーガニックの価値
ビオ・マルシェの野菜は
化学農薬や化学肥料に頼らず育てられています。
だからこそ
皮ごと安心して食べられる
これが最大の魅力。
さらに調味料もシンプル。
余計なものを足さなくても素材の力で美味しい。
つまり
◉引き算の料理」が成立する食材◉
最高にシンプルな食べ方
もうこれは、料理というより“体験”です。
▶ 作り方
① 皮付きのままよく洗う
② 水から茹でる(または蒸す)
③ 竹串がスッと通ったらOK
④ 熱々に塩をひとつまみ
たったこれだけ。
でもね…
びっくりするくらい美味しい
なぜ塩だけで美味しいのか?
じゃがいもには
✔ 旨味(グルタミン酸)
✔ 甘み(デンプン)
がしっかりある。
そこに
良い塩を少し加えると
味が“立つ”
つまり
❌ 何かを足す必要がない
⭕ すでに完成されている味
⸻
一言付け加えると
徳之島は自然豊かで良い土壌に恵まれていますが、
すべてが無農薬ではありません。
ただし、
有機や減農薬に取り組む農家も多く、
“素材の力を活かした野菜”に出会える地域です
🌸 今日の気づき
①農薬について
「徳之島産だから安心」ではなく
✔ 生産者
✔ 栽培方法(有機・減農薬・慣行)
これを見て判断するのが大切
②忙しい毎日ほど
「足す料理」になりがちですが
本当は
◉引くほど、体は整う
新じゃがいもは
それを教えてくれる食材です。
⸻
🥢 まとめ
✔ 新じゃがいもは皮ごと食べる
✔ 春の体を整える食材
✔ オーガニックだから安心して丸ごと
✔ 塩だけでごちそうになる
⸻
🌿 次回予告
👉 新玉ねぎとの組み合わせで“最強の春の一皿”へ




